体操ロンドン五輪代表 田中和仁が引退 妹は理恵、弟はリオ五輪出場の佑典

 体操男子ロンドン五輪の団体銀メダルメンバーの田中和仁(31)=徳洲会=が21日、現役引退を発表した。リオデジャネイロ五輪代表選考にも臨んだが、2大会連続の代表入りを逃していた。今後は徳洲会に籍を置いたまま、体操に関わっていくという。

 田中はロンドン五輪に妹の理恵、弟の佑典とともに田中3きょうだいで同時出場し、大きな話題を呼んだ。弟の佑典は8月に開幕するリオデジャネイロ五輪にも出場する。

 所属先を通じたコメントは次の通り。

 「この度、私田中和仁は現役を引退する決意をいたしましたことをご報告いたします。オールラウンダーとして成績が残せなかったこと、自分の練習内容に不満とイライラしてしまう自分がいたこと、オリンピック選考の途中で身体が壊れたことなど、様々な理由がありますが、全日本種目別決勝の平行棒の演技を終え、自分自身と向き合い、引退する決断に至りました。最後の平行棒の演技では『意地』と『プライド』と『感謝の気持ち』を胸に、自分の体操、自分らしい演技をすることができました。私一人では決してここまで体操を続けてこられなかったと思っています。これまで支えてくれた両親、妹弟、家族、仲間、応援してくれたファンの方々、体操関係の皆様方のお陰だと思っています。本当にありがとうございました。今後は体操に関わりながら、たくさんのことを勉強して、いろんなことにチャレンジしていきたいと考えています。田中和仁」

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