８月５日に開幕するリオデジャネイロ五輪で金メダルの期待が懸かる体操男子日本代表が２０日、成田空港からブラジルへ出発した。サンパウロで事前合宿を行った後、リオ入りする。

　前日の会見で、エースの内村航平（２７）＝コナミスポーツ＝は「団体金メダルを獲るために必要な準備は５人ともやってきた。これ以上ない練習をやってこれた。準備は万端。あとは現地で調子を整えられたら、間違いなくいい演技ができる」と、０４年アテネ五輪以来となる団体金メダルに自信を見せていた。

　各種の「リオデジャネイロ五輪で活躍を期待する選手」のアンケート調査では、テニスの錦織圭、レスリングで４連覇の懸かる吉田沙保里らを上回り、No.１の期待を受ける“絶対王者”。搭乗前のセレモニーでは「みなさんの期待を力に変えて、団体金メダルを持って帰ります」と力強く語り、地球の裏側へと出発した。