シャラポワ2年間資格停止 五輪絶望的

 国際テニス連盟(ITF)は8日、女子の元世界ランキング1位で四大大会通算5勝のマリア・シャラポワ(29)=ロシア=に、1月の全豪オープンで禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示したドーピング違反で2年間の資格停止処分を科したと発表した。8月のリオデジャネイロ五輪出場は絶望的となり、全豪ベスト8の成績抹消と賞金約28万豪ドル(約2240万円)の返還も求めた。

 処分期間は1月26日から2018年1月25日まで。シャラポワは自身のフェイスブックで「違反は故意でなく、2年間の不当に厳しい処分は受け入れられない。できるだけ早くコートに戻れるよう闘いたい」と声明を出し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴する意向を表明した。

 ITFは競技力向上効果があるとされるメルドニウムの使用は同選手が1月から禁止薬物に指定された事実を知らず、意図的な違反でなかったと認めた。その上で「彼女自身が重大な過失の責任を負う必要がある」と結論付けた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス