萩野&瀬戸“初の共闘トレ”で切磋琢磨

 競泳のリオデジャネイロ五輪日本代表が2日、都内で合宿を公開した。男子400メートル個人メドレーの金メダル候補、萩野公介(21)=東洋大=と瀬戸大也(21)=JSS毛呂山=が合同練習を行い、しのぎを削った。

 宿命のライバルが横に並び、同時にスタートを切る。平井伯昌監督の意向により、所属の垣根を越えて、代表合宿では初めて2人が一緒に練習を敢行。瀬戸は「めっちゃきつい練習だったけど、頑張れた。公介がいるかいないかで全然違う」と効果を強調し、萩野も「楽しい。みんな練習で強いので、いい刺激になる」と目を輝かせた。

 「チーム日本」の名の下で、チームワークは高まってきている。食事の際には、最年長の31歳、松田丈志(セガサミー)と最年少の14歳、酒井夏海(スウィン南越谷)が同じテーブルを囲む。平井監督は「選手、コーチが足並みをそろえて、個人ではできないような、きつい練習ができた」とご満悦。リオ五輪に向けて総力を挙げていく。

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