御嶽海まさかの食中毒で10キロ減少

 「大相撲夏場所」(8日初日、両国国技館)

 自己最高位の西前頭8枚目で夏場所に挑む御嶽海(23)=出羽海=が災難続きだ。番付発表前日の4月24日から食あたりで嘔吐(おうと)を繰り返し、体重は10キロも落ちた。回復しつつあるが、今度は風邪の症状も現れた。1日は東京都墨田区の出羽海部屋で、出稽古に来た碧山と三番稽古で22番を消化でき、夏場所は問題なさそうだ。

 20日まで春巡業に参加。食あたりは帰京後の食事が原因のようだ。「おなかをこわして上から(嘔吐)は初めてで。ほとんど寝られないし。1週間ずれていたら絶望的だった」と肝を冷やす思いだった。

 27日まで3日間の休養を余儀なくされ、横綱審議委員会による稽古総見も不参加。28日から部屋での稽古を再開し、前日に十両出羽疾風と申し合いを始めたばかりだ。症状は回復してきたが、食あたりに続いて鼻水とせきに悩まされている。

 夏場所で好成績を挙げれば、名古屋場所で上位との対戦圏内に番付を上げる可能性もある。「2桁勝ちたい。最高位を更新して名古屋で活躍したい」と気合を入れていた。

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