乾&三井組風神雷神でトップ通過

 「シンクロナイズドスイミング・日本選手権」(30日、辰巳国際水泳場)

 デュエットのフリールーティン(FR)予選で、リオデジャネイロ五輪代表の乾友紀子(井村シンクロク)三井梨紗子(東京シンクロク)組は92・8333点で1位に立ち、テクニカルルーティン(TR)との合計184・9290点でトップ通過した。チームFR予選は、日本(乾、三井、吉田、箱山、中村、丸茂、中牧、小俣)が首位通過。ともに決勝は5月1日に行われる。

 乾・三井ペアは「風神雷神」をテーマにした新曲を初披露。昨年、4大会ぶりに銅メダルを獲得した世界選手権から難度の上がった演技を泳ぎ切り、風神役の三井は「どうなるかわからなかったが、開き直れた」と胸をなで下ろした。リオではシンクロ種目のトップを切るだけに、雷神役の乾は「勢いをつける役割なので責任感がある」と覚悟を示した。

 チームFRは同調性に課題を残したが、井村ヘッドコーチは「完璧にしたら(世界2番手の中国に)勝負をかけられる」と話した。

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