同大筑波に屈する 次戦大東大と大一番
「ラグビー・全国大学選手権・セカンドステージ、筑波大36-22同大」(20日、花園ラグビー場)
2次リーグ第2戦が行われ、C組は関西王者の同大が筑波大に22-36で敗れ、1勝1敗の勝ち点9となった。7人制日本代表のWTB松井千士(ちひと、3年)が2トライを奪ったものの、筑波大のW杯日本代表で7人制代表も務めるWTB福岡堅樹(4年)にダメ押しトライを許した。同大は27日に2連勝の大東大と対戦し、勝った方が準決勝(来年1月2日)に進む。7連覇を狙うA組の帝京大は関大に87-22で大勝し、B組の東海大は天理大を61-5で退け、ともに2連勝として準決勝進出を決めた。
7人制代表のポジションを争う福岡との真っ向勝負に、同大の松井は燃えた。3-12の前半終了間際、ゴール右前でボールを受け取ると50メートル5・7秒の快速を飛ばし、トライを決めた。
後半8分、ライバルが体をつかまれながらトライを奪うと、松井も返す。8-26の17分、ゴール右、味方が蹴った球に素早く反応した。競り合いながらボールを抑え、2つ目のトライで食い下がった。
だが、4点差に詰め寄った26分、福岡が華麗なステップからトライ。逆転ムードは断ち切られた。ともに2トライながら、松井は「向こうが一枚も二枚も上」と脱帽した。一方で1年生時以来の直接対決で「後ろから追いつけるところもあった。差は縮まった」と手応えも感じ取った。
次は10大会ぶりの4強進出がかかる大東大戦。183センチのイケメン、リオ五輪のスター候補は「次につなげる。気持ちの部分」と大一番への糧にすることを誓った。
