内村、リオ五輪で日本を栄光に導く!

 体操世界選手権で3つの金メダルを獲得した内村航平(26)=コナミスポーツク=ら男女日本代表が3日、英国・グラスゴーから羽田空港に帰国した。悲願だった団体での金メダルを獲得した内村だったが、最後の鉄棒での落下を自戒。代表に内定した16年リオデジャネイロ五輪では“完璧締め”で、日本を栄光に導くことを誓った。

 悲願だった団体制覇に、6連覇の個人総合、そして種目別鉄棒での金メダルと、文句なしの結果にも、内村の心の中には、1つの大きな失敗が“しこり”として残っていた。団体決勝の最終種目だった鉄棒のG難度カッシーナでの落下。「今まで試合で落ちたことがなかったし自信もあった。体操の難しさを改めて知った」。一時は金メダルを危うくしたミスを改めて自戒した。

 04年アテネ五輪以来、12年ぶりの金メダルの期待が懸かる来年のリオ五輪では、宿敵・中国や米国の巻き返しも予想される。今回のように予選を1位で通過すれば、鉄棒の最終演技者となることが濃厚な大黒柱には、アテネ五輪の“栄光の架け橋”、冨田洋之の演技を超える完璧なフィナーレが求められることになる。「五輪は何が起こるか分からない。色んなことを想定して、ミスのない演技を突き詰めていきたい」と固く心に誓った。

 個人総合の優勝により、一足早くリオ五輪代表に内定。五輪の団体戦メンバーは世界選手権より1人少ない5人となる。白井、萱といった新世代の台頭に「すごく助けられた」という内村は「できれば同じメンバーで金メダルを目指したい」と、再会を期待した。

 名物お母さんの周子さんが2日に放送されたテレビ番組「しくじり先生」で過保護過ぎた子育てを反省していたことを聞くと「なんか出てたらしいですね。あんまり興味ないです」と、苦笑いを浮かべた。体操では完璧を追求する“絶対王者”。リオでは絶対にしくじらない。

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