福士4位「やっぱりマラソンは難しい」

 「シカゴマラソン」(11日、シカゴ)

 女子で2013年世界選手権銅メダルの福士加代子(33)=ワコール=は2時間24分25秒で4位だった。福士は昨年9月28日のベルリン以来、約1年ぶりのマラソンだった。ハーフマラソンの世界記録を持つフローレンス・キプラガト(ケニア)が2時間23分33秒で優勝。男子は昨年の東京マラソンを制したディクソン・チュンバ(ケニア)が2時間9分25秒で勝った。

 終盤にペースダウンする課題は残した。福士は「やっぱりマラソンは難しい」と振り返った。それでも8月に右足に痛みが出て、練習量を落とした時期があったことを考慮すれば、今後につながる4位だった。

 日本陸連が定めたリオデジャネイロ五輪の設定記録2時間22分30秒を念頭に先頭集団を引っ張った。海外の主要大会では異例のペースメーカー不在のレースながら、中盤までは2時間20分を切るような展開だった。

 最後は、昨年のベルリン以来、約1年ぶりのマラソンで自己ベストの2時間24分21秒から4秒遅れた。次は五輪代表入りを懸けて来年1月の大阪国際か3月の名古屋ウィメンズを走る。「とりあえず練習やらなきゃ」と意欲をのぞかせた。

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