東京五輪エンブレム使用停止を要求
2020年の東京五輪エンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴと似ているとされる問題で、ロゴのデザイナーのオリビエ・ドビ氏は7月31日、国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会にエンブレムの使用停止を求める書簡を同日送ったと明らかにした。
ドビ氏の代理人、フィリップ・モタール弁護士は共同通信の電話取材に対し「エンブレムを使わないよう求める」と説明。IOCと組織委に8日以内の回答を求め、対応がなければ、8月にも使用差し止めを求めてベルギーの裁判所に提訴する考えを示した。
劇場のロゴは商標登録されていないが、モタール氏は、五輪エンブレムが、13年に公表されたロゴの著作権を侵害している疑いがあると指摘。裁判になれば「模倣かどうか判断することになる」と述べた。
ドビ氏や劇場側は、エンブレムがロゴと同様の書体を使っている点などから偶然の一致ではない可能性を主張。「デザイン関連のサイトで取り上げられた」「ネット上で見つけるのは難しくない」と指摘している。
エンブレムをデザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏は31日、組織委を通じて「報道されている海外作品については全く知らないものです。制作時に参考にしたことはありません」とのコメントを発表した。



