小平、24季ぶり快挙「決断が結果に」

 「スピードスケートW杯・最終日」(22日、ドイツ・エアフルト)

 女子500メートルの小平奈緒(28)=相沢病院=は38秒49で3位となり、自身初のW杯種目別総合優勝を果たした。五輪個人種目の日本勢では2001年に男子500メートルで頂点に立った清水宏保以来で、女子では1991年に500メートルを制した島崎京子以来24季ぶり2人目の総合優勝となった。

 銀色に輝くトロフィーを掲げた小平が表彰台の中央で誇らしげに笑った。今季は女子500メートルの6大会12レースで表彰台に8度も立って快挙を達成。王国オランダに拠点を移したシーズンに成長を示し「自分のスケート人生の中でやりたいことを決断できたことが結果につながった」と喜びをかみしめた。

 今季を象徴する最終レースだった。序盤に体勢を崩しながら立て直し「気力で押し切った感じ」と最後の直線で底力を発揮。レース後はガッツポーズで派手に喜びを示した。

 新たな環境は「練習相手がいることが一番、プラスに働いた」と語る。来季は未定だが、オランダで腕を磨く日々が理想的という。平昌冬季五輪を見据え「トップとの差はまだある」と満足感に浸ってはいない。「もっと上を目指したい」と笑顔で飛躍を期した。

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