大阪薫英女学院がアンカー勝負制し初V

 「全国高校駅伝・女子」(21日、西京極陸上競技場発着=5区間21・0975キロ)

 9年連続9度目の挑戦となった大阪薫英女学院がアンカー勝負を制し、1時間7分26秒で男子を含めて大阪勢で初制覇した。

 闘志が湧き上がった。大阪薫英女学院のアンカーで、双子の妹・加賀山恵奈(3年)は、2位の立命館宇治とほぼ同時にタスキを受けた。すぐさまスパートし、序盤で一気に突き放した。最後は右手で「1」を示しながら、ゴールテープを切った。3区を走った姉で主将の実里(3年)はモニター画面で歓喜の瞬間を見届けた。

 1年時から2人で走ってきた大舞台。今年は層が厚く、厳しいメンバー競争があったが、「2人で走りたいね」と手を取り合ってきた。練習では、実里が好タイムをたたき出すと、恵奈がすかさず抜き返す。切磋琢磨(せっさたくま)しながらこの日を迎えた。

 「1番でゴールテープを切れてうれしい」と妹が言えば、「行ってくれるとは思ったけど、夢みたい」と姉。2人は最後の都大路で最高の笑みを見せた。

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