富士通が悲願の初V 6TD完勝!
「アメフット・ジャパンエックスボウル、富士通44-10IBM」(15日、東京ド)
富士通がIBMに44-10で快勝し、6回目の挑戦で初の頂点に立った。最優秀選手には、4TDを決めたRBジーノ・ゴードン(25)が選ばれた。富士通は来年1月3日に東京ドームで開催される日本選手権、第68回ライスボウルで学生王者の関学大と対戦する。
ついに社会人の頂点に立った。富士通がIBMの攻撃を封じ、6つのTDを奪って完勝。02年に初めて決勝の舞台を踏んでから、5回のチャンスをことごとくはね返された。就任10年目で悲願を達成した藤田智ヘッドコーチは、「長かったですね。ここまで時間がかかってしまって…。優勝した実感がない」と、勝利の喜びを静かにかみしめた。
いきなりのビッグプレーで弾みをつけたのはDB三木だ。第1QにIBMのQBクラフトのパスをインターセプト、43ヤードのランで先制TDを奪った。「狙っていた。取った瞬間にゴールが見えた」と会心のプレーを振り返った。
4TDを奪い、MVPに輝いたゴードンの破壊力も武器に、次は関学大と日本一を争う。もう一つの勲章を目指して、フロンティアーズは走り続ける。