帝京大が全勝V!さあ選手権6連覇だ

 「関東大学ラグビー対抗戦、帝京大48-0慶大」(30日、秩父宮)

 帝京大が慶大に48-0で圧勝して7戦全勝。対抗戦で4年連続5度目となる優勝を単独Vで飾った。帝京大はスピードとパワーで圧倒、相手にほとんどチャンスを与えず完封した。リーグ戦は流通経済大がロスタイムの逆転トライで中大を26-21で下し、2年連続3度目の優勝を決めた。

 まさに揺るぎない強さだ。帝京大が慶大から8トライを奪い、守ってはチャンスらしいチャンスを与えず完封。48-0で文句なしの完勝、順当に対抗戦を7戦全勝のパーフェクトVで制した。

 前半9分までに2つのトライを決めたことで、ややペースダウンしたところもあったが、ギアを上げた後半は隙のない試合運びで5トライを奪った。SHの流(ながれ)主将は、「現状に満足せず、大学選手権でも目標に向かってしっかり戦っていきたい」と前人未到の6連覇へ決意を示した。

 進化を証明したのが後半18分のトライだ。自陣での相手ボールのスクラムを押し込んでターンオーバーすると、流のパントをSO松田が追いかけてキックし、インゴールで押さえてカウンターアタックを決めた。チーム全員で意思統一して、約70メートルを一気に駆け抜けた。岩出監督が目指す「止めるだけではなく、攻撃につながるディフェンス」が如実に表れた。

 11月2日の早大戦の前半19分にトライを許してから、明大戦、慶大戦と2戦続けてノートライ。破壊力抜群の攻撃に加えて、鉄壁の守備を誇る。王者に死角は見当たらない。「選手たちが成長している。今後が楽しみ」と指揮官は自信ありげにほほ笑んだ。

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