札幌市が2026年冬季五輪を招致へ

 札幌市の上田文雄市長は27日、2026年冬季五輪招致を進める考えを正式表明した。札幌では1972年2月にアジアで初めて冬季五輪が開かれており、実現すれば2回目の開催となる。

 72年大会はジャンプ70メートル級で笠谷幸生、金野昭次、青地清二がそれぞれ金、銀、銅メダルを独占し“日の丸飛行隊”と称された。また、フィギュアスケート女子ではジャネット・リン(米国)が3位に食い込み、愛くるしい笑顔から“銀盤の妖精”などと呼ばれ、人気を博した。

 札幌市によると、26年大会に向けて、市内に五輪規格を満たすスケートリンクはなく、前回使った真駒内セキスイハイムスタジアムなどの建て替えを検討。スキー会場の改修費も含めると競技施設建設費は現時点でも995億円に上る。

 五輪の開催都市は18年冬季が韓国の平昌で、22年冬季は北京とアルマトイ(カザフスタン)のアジア2都市の争い。20年夏季大会は東京で決定している。アジアが続く可能性もある中、26年大会の招致活動期間は17~19年となる見通しだ。

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