痛快!イサキ快調

 【出漁ルポ・千葉朗】片貝「二三丸(ふみまる)」(デイリースポーツ指定船宿)

 一荷連発で痛快!イサキ快調

 リレーメバルも入れ食い!!

 春はシケが続く、特に今年は風の強い日が多い。この日もシケ後の出船。片貝港・デイリースポーツ指定船宿「二三丸」の狙いはイサキとメバル。イサキは良型が好調に釣れた。リレーのメバルも順調、良型のハナダイも交じってご機嫌な釣り、と言いたいところだが、ここでまた強風が吹きだし、見る間に海は真っ白。無念の早揚がり。魚は釣れているのにーっ。

 ◆大型35センチ級イサキも交じる

 片貝港「二三丸」の桟橋に午前4時集合で出船。まず向かったのは太東沖、小1時間走る。シケ後だが風もなく、海上はナギ。

 船長の合図で早速仕掛けを下ろす。60号のビシ仕掛け。ハリス1・5号、イサキ用に白やピンクにコーティングされた二三丸オリジナルの3本バリ仕掛け。アミコマセを詰め、ハリには米粒大に小さく切ったイカの短冊を付ける。

 指示ダナは20メートル前後。下めからコマセを振って、指示ダナに合わせてアタリを待つ。イサキはすぐに釣れだした。入れ食いとまではいかないが、1匹ずつ、30センチ近い良型も交じって小気味いい引きを楽しませてくれる。

 ポイントを変え、流し返すたびに食いもよくなり、船中ではアチコチで一荷が連発。そして、ギュギューンと強烈に竿を絞り込んで上がってきたのは35センチのジャンボサイズ。丸々と太った重量級のイサキだった。

 イサキの食いは順調、大型も多く、2時間半ほどでトップは20匹近く、全員が10匹前後釣ったところで早めの移動となった。

 ◆良型ハナダイの引き強烈!

 風が吹いてくる、という予報もあり、早めの9時前にはリレーのメバルを狙って、やや深場のポイントに移動。

 水深50メートル前後。底から5メートル前後のタナを探る。ハナダイ用にハリス2号の仕掛けもあるが、道具も仕掛けもイサキと同じでも構わないから楽だ。

 タナを合わせると、いきなりキュキューッと小気味いいアタリ。引きも強く、キュンキュン竿を絞り込んで上がってくる。釣れたのは30センチ近いハナダイ。

 魚の食いは活発で、メバルやイサキなど五目釣り状態でほぼ入れ食い。ご機嫌な釣りだったが、1時間ほどで予報通り強風が吹きだし、一気に海がシケて10時に早揚がりとなってしまった。それでも私はハナダイ3匹、メバル2匹、イサキも追加して楽しいリレー釣りとなった。

 ▽二三丸=TEL0475・76・9957。

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