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今が全盛期「タナキクマル」への期待

 チームに欠かせない三銃士「タナキクマル」
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 プロ野球の春季キャンプがいよいよ目前に迫ってきた。カープナインも何人かはすでに宮崎・日南に先乗りして準備を整え、主力級も調整のピッチを上げている。開幕は3月下旬だが、勝負は2月1日のキャンプ初日から始まると言っていいだけに、各選手の目の色が変わるのも当然。初日に“動ける体”でないものは、首脳陣の信頼を失った上で脱落、となる。

 前回の当欄でも言及したが、今のチームに足りない“左腕”の台頭や、若手野手の底上げが今キャンプの主なテーマになる。だが、リーグ3連覇を目指す上では、レギュラークラスの順調な調整は欠かせない。昨夏に故障リタイアした4番・鈴木のリハビリも気にはなるものの、やはりチームをけん引する「タナキクマル」の仕上がりに視線が向く。

 丸と田中は今年で29歳になり、遅生まれの菊池は3月で28歳。同学年の3人が1~3番を打ち、しかも守備では要のセンターラインを形勢する。1965~74年にV9を達成した巨人は別格にして、その他の強いチームを見渡しても、これだけ“そろった3人”はいないだろう。攻撃の要というイメージのある彼らがそろって守備面での目標を口にするところがすごく頼もしいし、他の選手にもいい影響を与えている。

 自主トレを見る限り、いずれも順調そうで何より。WBC(ワールドベースボールクラシック)があった昨年は、出場した田中と菊池が早めの調整を余儀なくされ、特に菊池はその疲労が開幕後も長く残った。だが、その反省もある今年の仕上げにはぬかりがなさそうだ。彼らのうちの1人でも抜ければ球団初のリーグ3連覇に暗雲が漂うが、昨年日本シリーズ進出を逃した悔しさもあるだけに、1年間戦える体作りをするに違いない。

 30歳前後がプロ野球選手として一番脂が乗りきる頃。昨年、丸はリーグMVPを獲得したが、それはまだ頂点ではない。登山で言えばまだ6、7合目だろう。キャリアハイがまだまだ望めるし、どん欲に挑戦すべき。今キャンプをその土台にしてほしい。

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