ダルビッシュ 日本登板「最後になる可能性」 第2先発「感謝を持って投げたい」
「カーネクスト 2023 WBC準々決勝ラウンド 東京プール、日本代表-イタリア代表」(16日、東京ドーム)
泣いても笑っても、今大会の東京ラストゲーム。ダルビッシュ有投手(36)は15日、強い覚悟と決意を口にした。「自分としても(現役生活で)最後になる可能性がある」。少し哀愁を漂わせながら、日本のファンへ快投で恩返しを誓った。
大谷からバトンを受け継ぎ、第2先発での登板になる。ただ、経験豊富な36歳は「深く考えずに」とやることは変わらない。この日はキャッチボールなどで最終調整。「球もだいぶ走るようになっています」。投球フォームを含め、体の動きが戻ってきた。
イタリアの練習中にはピアザ監督と談笑。敵味方なく言葉を交わし、まだ表情も柔らかかった。それでも、警戒心は強い。「チームワークもいいですし、コンタクトもしっかりしたチーム」。対策を練り、全力でぶつかっていく。
2月14日に帰国し、1カ月が過ぎた。宮崎はダルフィーバーに沸き、WBC開幕後も日本中が背中を押してくれた。「感謝を持って投げたい」。日本へ勇姿を届け、アメリカへと向かう。
