ブラジル大金星逃す…侍追いつめた

 「WBC・1次ラウンドA組、日本5‐3ブラジル」(2日、ヤフオク)

 敵地の開幕戦で、ブラジルが侍ジャパンを追いつめた。七回まで1点のリードを奪う展開。ラーキン監督は「非常に僅差の試合だったが、相手が一枚上手だった。少しの差が勝負を分けた」と勝者をたたえた。

 まずは初回に電光石火の先制劇。先頭のオルランドが二塁内野安打と悪送球で無死二塁とすると、2番・ブリンの右飛で走者が進んだ1死三塁から、3番・レジナットが初球の148キロ直球を鋭く左前へ。日本エース・田中から、たった7球で1点を奪ってみせた。

 一度は日本に逆転されたが、四回に佐藤が中前同点打、五回にはレジナットが勝ち越しの左中間二塁打を放って再逆転。田中、杉内、摂津からいずれも得点を挙げ、見せ場をつくった。

 ヤクルトに所属するユウイチやフェルナンデスをはじめ、多くの選手がプロ、高校や社会人など日本でのプレー経験を持つ。ボールに逆らわないスイングで9安打。バント安打など小技も織り交ぜた野球で“本家”に冷や汗をかかせた。「自信を持つことができたし、誇りに思う」とラーキン監督。救援陣が力尽きて大金星こそ逃したが、本大会出場がフロックではないことを証明した。

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