沢村、剛速球連発で先発候補に急浮上!

 「WBC日本代表合宿」(18日、サンマリン宮崎)

 侍ジャパン宮崎合宿4日目の18日、予定されていた強化試合西武戦が雨天中止になり、登板が流れた沢村拓一投手(24)=巨人=は宮崎県総合運動公園内のブルペンで投げ込みを行った。剛速球の連発に視察した山本浩二監督(66)は絶賛。1988年生まれの同い年、「88年会」の田中、前田に負けてはいない。指揮官は怪腕を一躍、ローテ候補に押し上げた。

 うなる剛速球。沢村が力感あふれる投球で、首脳陣、報道陣の視線をくぎ付けにした。横で投球した涌井が「隣が剛腕なんでホント、迷惑でした」と冗談を交えながらも悔しがるほど、圧巻の39球だった。

 山本監督はこの日を含め沢村の計3度のブルペンを全て視察。初日から注目し続けてきたが「沢村は初日からいい感じ。今日(18日)も同じようによかった。直球のキレがでている。十分じゃないですか」と絶賛。最終メンバーとして当確ランプをともしたかのような口ぶりだった。

 さらに起用法についても言及。「(先発も)当然考えられる状態」と、中継ぎから先発候補に押し上げた。

 侍初実戦は20日の紅白戦に延期となったが、沢村は「中止は残念。あさって(20日)しっかり投げたい。最終メンバーに残りたいのは33人一緒。僕も残ってチームに貢献したい」。快投で最終28人に生き残る気迫をみなぎらせた。

 今合宿でWBC球にてこずる投手がいる中で、沢村は順調に調整を続けている。ブルペンでは昨季覚えたツーシームも投じ「武器になるんじゃないか」と手応え。同い年の田中、前田に負けてなるものかとアピールだ。ローテの中心、田中、前田の調整遅れが気がかりな中、同じ「88年会」の右腕が浩二ジャパンの貴重なピースになりそうだ。

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