内海VS阿部&村田の侍対決が実現!
「巨人春季キャンプ」(5日、宮崎)
内海哲也投手(30)が今キャンプで初めてフリー打撃に登板した。阿部、村田の主力打者に対して真剣勝負を挑んだ。
調整段階では珍しい光景だった。村田の左翼席中段に突き刺さる打球を見つめた左腕は苦笑い。そしてグラブをたたきつけた。「一番、やっちゃいけないところ(甘いコース)に投げてしまった」と真剣に悔やんだ。
「負けないように」と侍ジャパンの2人の打者にすべてストレートを投じた真っ向勝負。自信があったからこそ、合計44球で唯一の柵越えが、悔しかった。一方の村田は「気持ち良く1、2、3で打たせてもらいました」と自画自賛した。
村田に22球でヒット性は3本、阿部は22球で4本。シュート回転したボールも多かったが結果はまずまず。WBC日本代表候補で急ピッチ調整を進め、フリー打撃登板も昨年のキャンプと比べると2日早い。「今日、投げられたのは収穫だと思います」と説明した。
負けん気が強いエースは「次からはインコースの真っすぐ、ツーシームを試し何本かバットを折るような気持ちで投げたい」とリベンジも誓った。

