2021年ドラフト 本紙独断!特A評価選手は?

2021年ドラフト会議へ向けて高校生159人、大学生139人が「プロ志望届」を提出した。中でも本紙独断で評価した「特A」選手7人に注目だ。

公開日:2021.10.7

 「選抜高校野球・1回戦、市和歌山1-0県岐阜商」(23日、甲子園球場)
 両チームスコアボードに0が並ぶ緊迫した展開。市和歌山は九回に劇的なサヨナラ勝ち。先発したドラフト候補の最速152キロ右腕・小園健太投手(新3年)が、被安打4、8奪三振、完封で勝利に導いた。

市和歌山がサヨナラ勝ち ドラフト候補の小園、4安打8奪三振で完封

カンザスシティ・ロイヤルズの大屋博行国際スカウトがメジャーの視点から金の卵を分析する。
  ◇  ◇
市和歌山(和歌山)の小園君は、7色の変化球を自在に操る。1球1球はそれほどすごいものではないが、すべて同じ腕の振りで握りを少し変えるだけで球を動かしている。決め球のスライダーは、右打者の目の前できゅっと外へ逃げるものや、カットボールのようなものなど複数ある。ツーシームも、スプリット系やぺこっとお辞儀をするように落ちるものなど。1つの変化球を何通りにも投げ分けられる感覚を持っている。

【メジャースカウトの眼】7色の球を自在に操る市和歌山・小園

 【小園健太(こぞの・けんた)】2003年4月9日生まれ。大阪府貝塚市出身。184センチ、90キロ。右投げ右打ち、投手。小1から野球を始め、貝塚第一中時代は貝塚ヤングでプレー。中3時にヤングリーグ全国制覇。市和歌山では1年春からベンチ入り。3年春のセンバツに出場し、初戦で県立岐阜商に完封勝ち。2回戦では救援登板も明豊に敗れた。3年夏は地方大会決勝で智弁和歌山に敗れた。最速152キロ。球種はスライダー、カーブ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ。

森木大智投手(高知)⇒阪神1位指名

高知が四国制圧! 森木が世代最速タイ154キロ!自己最速2キロ更新

 「春季高校野球四国大会・決勝、高知6-2明徳義塾」(1日、レクザムスタジアム)
 今秋ドラフト上位候補の高知・森木大智投手(3年)が明徳義塾との四国大会決勝で、5点リードの九回に登板し自己最速を2キロ更新する154キロをたたき出した。打っても四回に3ランを放つなど5年ぶり11度目の優勝に貢献した。

高知が四国制圧! 森木が世代最速タイ154キロ!自己最速2キロ更新

 【森木 大智(もりき・だいち)】2003年4月17日生まれ。高知県出身。184センチ、87キロ。右投げ右打ち、投手。9歳から高岡第二イーグルス(軟式)で野球を始め、高知中3年時に春夏の全国大会優勝。中3夏に軟式球で150キロを記録。高知では1年春の四国大会からベンチ入り。3年春の四国大会決勝で自己最速154キロを計測した。高1、高3の夏に地方大会決勝に進出するも、いずれも明徳義塾に甲子園出場を阻まれた。

 「特A」評価7選手は全員が最速150㌔を超える投手となりました。ドラフト会議を経て、それぞれが進む球団が決定しました。プロでも前評判通りの活躍を見せてください!

新着のまとめ

もっと見る

主要ニュース

リアルタイムランキング

まとめ記事ランキング