高知が四国制圧! 森木が世代最速タイ154キロ!自己最速2キロ更新

 「春季高校野球四国大会・決勝、高知6-2明徳義塾」(1日、レクザムスタジアム)

 今秋ドラフト上位候補の高知・森木大智投手(3年)が明徳義塾との四国大会決勝で、自己最速を2キロ更新する154キロをたたき出した。5点差の九回、無死満塁の場面で登板。内野ゴロの間に1点は失ったが後続を抑えた。打っても四回に3ランを放つなど5年ぶり11度目の優勝に貢献。最後の夏へ“高知の怪物”の進化が止まらない。

 自身の最速を2キロ更新し、世代最速タイをマークしても、森木に慢心はない。「自信にはなるけど、まだまだコントロールが甘い」。うれしさよりも課題を口にした。

 5点差の九回、2番手投手が崩れて無死満塁とされ、左翼から急きょマウンドへ向かった。準備不足の中でも「ギアを上げていった」。1死後、明徳義塾の米崎への投球で154キロを記録。試合後に最速更新を知らされると、「びっくり。野手からだったので、150キロが出たらいいかなぐらいだった」と目を丸くした。

 球場表示は151キロだが、スカウトのスピードガンで154キロを計測。この日は4球団が視察し、ソフトバンクの永井スカウト部長は「パワーがあるし、バランスがいい」と高評価を与えた。

 154キロは大阪桐蔭の関戸康介投手(3年)と並ぶ世代最速タイの球速だ。今春センバツの大会最速が中京大中京・畔柳亨丞投手(3年)の149キロ。高校では全国の舞台に立っていない森木だが、ここに来て強烈に存在感を示している。

 四回には3ラン。さらに2盗塁も決め、県内最大のライバル・明徳義塾を撃破した。昨秋からの対戦成績はこの日の勝利で2勝2敗1分け。「甲子園優勝を達成するためには必ず倒さないといけない難敵」と、最後の夏へ気持ちを新たにした。

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