「アニキ」「JFK」…虎党興奮!阪神選手の異名まとめ

 「アニキ」「JFK」「物干し竿」…虎党を魅了してきた虎戦士たちの異名を一挙にまとめてみました。

公開日:2019.5.9

【物干し竿】藤村富美男

現役時代の藤村富美男

 職業野球連盟が結成された1936年から「大阪タイガース」でキャリアをスタート。47年に「ダイナマイト打線」の4番を張り優勝。48年には日本プロ野球初のサイクル安打を達成。49年には187安打、46本塁打、142打点と打撃三部門のシーズン日本記録を一挙に更新した。50年に放った年間191安打は94年にイチローに更新されるまで長らくプロ野球記録として耀きを放った。物干し竿と呼ばれたバットは36・4インチ(92・5センチ)破格の長さ。背番号「10」は永久欠番となっている。

【牛若丸】吉田義男

現役時代の吉田義男のフィールディング

 53年に阪神入団。167㌢と小柄ながらも敏捷性を生かした華麗な守備で「牛若丸」と親しまれた名遊撃手。鎌田実と二遊間は「ノックでカネが取れる」とまで言われた阪神の名物だった。背番号23は阪神の永久欠番。最多安打1回、盗塁王2回、ベストナイン9回。引退後は阪神の監督を3度務めた。85年にはチームを21年ぶりのリーグ優勝から球団初の日本一に導いた。フランス代表監督を務めたことから「ムッシュ」とも呼ばれる。

【投げる精密機械】小山正明

阪神時代の小山正明=1962年

 53年、テスト生として入団。5試合連続完封、シーズン13完封、47イニング連続無失点など数々の偉業を達成した。63年オフに、大毎の4番・山内一弘との「世紀のトレード」で176勝した阪神を去った。プロ野球唯一のセパ100勝、史上3位の通算320勝。
 公式戦3904試合を裁いた岡田功元審判員はマスク越しに見たその制球力を以下のように評した。
 「(略)例えば試合序盤、アウトコースいっぱいの球をストライクとジャッジする。そしたら小山はほんの少し、1センチも変わらない、さらに外側にまた投げてくる。それもストライクと言うしかない」「小山の制球力はいつの間にか、僕のストライクゾーンを広げていくんですよ。あんなピッチャーは他にはいません」(2015年5月・デイリースポーツ「猛虎の血脈」より)

【ザトペック投法】村山実

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