巨人・ゲレーロを笑えない…今振り返る“虎ウマ”グリーンウェルの悲

巨人ゲレーロが首脳陣とモメているらしい。でも宿敵の内紛を笑ってばかりはいられない。阪神ファンのトラウマ“グリーンウェル事件”を改めて振り返ってみた(敬称略)。

公開日:2018.7.16

巨人ゲレーロ2軍暮らしでイライラMAX 由伸監督との面談拒否

巨人・ゲレーロ 2軍暮らしにイライラMAX…由伸監督との面談拒否

 2軍調整中の巨人のアレックス・ゲレーロ外野手(31)が14日、フロント幹部が設定した高橋由伸監督(43)との面談を拒否した。フロント幹部が対面を促したが「ノー、ノー」と拒み、帰り際に「今日はそういう状況ではなかった」と言い放った。2軍暮らしが続くことへの不安やいら立ちを、態度で示してしまった。

巨人・ゲレーロ 2軍暮らしにイライラMAX…由伸監督との面談拒否

対岸の火事と笑っていられない…思い出せグリーンウェルの悲劇

 阪神ファンの心の傷として語り継がれているであろうグリーンウェル。「神のお告げ」で突然引退した、ぐらいは知っていると思うけど、簡単にプロフィールをご紹介。
 82年ドラフト3巡目でレッドソックス入り。85年のメジャーデビューから96年までの12年間で通算打率.303、130本塁打。三振が非常に少ない好打者だった。

阪神史上最高額2年6億9000万円!96年オフにアメリカの牧場でド派手に契約

96年12月1日の1面

 1996年12月阪神入りが決定。自身が経営するアメリカの牧場で契約という破格の扱いだった。バブルも終わり、デイリー社内でも経費抑制が叫ばれはじめた時期だったが、トラ番キャップとカメラマンの計2人を派遣している。経営する牧場は60万坪で甲子園23個分という広さだといい、当時トラ番キャップだったN編集長いわく「とにかくデカかった」と語っている。
 ちなみに96年入社でルーキーだった編集Wは、シーズン中は弱い阪神で1面を作るに苦労していた編集部内がこの契約でちょっと浮かれモードになっていたのをうっすら覚えている。

96年12月2日の2面

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