ガクッ!年俸が80%以上ダウンした選手たち

 2018年、プロ野球選手の年俸の最大ダウン率は中日入団が決定した松坂大輔投手の96%だった。年俸が80%以上下がった主な選手の事例をまとめた。【金額は推定】

公開日:2018.1.16

巨人・杉内 球界史上最大4億5千万減

 巨人・杉内俊哉投手(35)が10日、都内で契約更改交渉に臨み、球界史上最大減俸となる4億5000万減の5000万円プラス出来高払いでサインした。

巨人・杉内 球界史上最大4億5千万減

 杉内はリハビリ中で移動困難な状況にあり、球団幹部が都内ホテルに出向き交渉。杉内側から基本年俸を抑え、出来高をつける契約の申し出があったという。球界史上最大の大減俸。杉内は11年オフにソフトバンクからFAで加入したが、4シーズンで39勝。4年20億円の大型契約に見合う成績を残せなかったことも、自ら大減俸を申し出る要因になった。

巨人・杉内 球界史上最大4億5千万減

 15年オフに衝撃の球界史上最大4億5000万円ダウンで更改。その後も1軍登板を果たせず、2018年の年俸は2500万円に。わずか3年で95%減。今季こそ復活を遂げたいところだ。

【岩瀬仁紀 83%減】3億円→5000万円(2016年)

中日・岩瀬2億5000万円減の大減俸

 中日の岩瀬仁紀投手(41)が7日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億5000万減の年俸5000万円でサインした。今季は左肘痛の影響で1、2軍とも登板がなかった。

中日・岩瀬2億5000万円減の大減俸

 約83%の大減俸。「今年1年は何もしていないので、このくらいは覚悟していた。やるかやらないかの問題で、金額の問題ではない。来年が終わった時『今年辞めなくてよかった』と思えるようにしたい」

中日・岩瀬2億5000万円減の大減俸

 9月に落合GMと進退について会談。「投げられるなら現役を続けたい」と伝えると「お前の好きなようにしろ」と言われた。「やれる自信はある」。ベテラン左腕が、もうひと花を咲かせようと自らを必死に鼓舞している。

中日・岩瀬2億5000万円減の大減俸

 大減俸をのんで2年…17年に復活の50試合登板を果たし、18年の年俸は7500万円に。2500万円の給料アップを勝ち取った。

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