中日時代の星野監督に抜てきされ、１０年以上にわたって正捕手を務めた。横浜、楽天でもプレー、現役で２１年間活躍した。通算打撃成績は１３８０安打、１３７本塁打。山本昌との相性が抜群で、最多勝（９３、９４、９７年）、ＭＶＰ（９４、９７年）を獲得した時、主戦捕手としてリードした。コーチとしても横浜（現ＤｅＮＡ）、中日などでバッテリーコーチを歴任。現在は韓国ＫＩＡでバッテリーコーチを務める。

【１９８１年・西武１位】所沢・伊東勤

　　野球殿堂博物館の表彰委員会は１６日、今年の野球殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー表彰では西武の黄金期を司令塔として支えた伊東勤氏（５４）＝現ロッテ監督＝が選ばれた。

ロッテ・伊東監督が殿堂入り「諸先輩方に申し訳ない」 歴代恩師に謝意

　８０年熊本工で甲子園出場、８１年、所沢高定時制に編入し西武練習生。同年ドラフト１位指名された。捕手として谷繁元信、野村克也に次ぐ通算２３２７試合出場、打撃成績は１７３８安打、１５６本塁打。４度のリーグ優勝、７度の日本一。ベストナイン１０回、ゴールデングラブ賞１１回。西武の黄金期を扇の要として支えた。０３年現役引退。０４年から西武監督を務め、１年目にリーグ制覇と日本一で正力賞獲得。０７年退任。１３年からロッテ監督。２０１７年１月に野球殿堂入り。１７年１０月に侍ジャパン強化本部の副本部長に就任。東京五輪での金メダル獲得へ向け力を尽くす。