「高校野球栃木大会・準決勝、作新学院３－２青藍泰斗」（７月２２日、宇都宮清原球場）　５球団のスカウト陣の前で、最速１４８キロを計測。８奪三振で完投。楽天・長島スカウト部長は「高校生では全国トップレベル。黒木君（オリックス）のようになるのでは」と称賛。

日本ハムは吉村ＧＭも視察し、山田スカウト顧問は「球が速くばらつかない。平均で１４０キロ台中盤はいない」と評価した。

　「高校野球・練習試合、青藍泰斗７－２取手松陽」（６月２４日、青藍泰斗グラウンド）　右肩の違和感から３週間ぶりの復帰登板で、最速は１４５キロを計測。無四球、毎回の６三振。ソフトバンクの小川編成・育成部長兼スカウト室長は「社会人みたいないい体をしている。力まずにバランスよく投げていたし、意外と器用」とうなった。

　今秋のドラフト会議で、中日の外れ１位候補に最速１５１キロを誇る栃木・青藍泰斗の石川翔投手（１７）が２８日、浮上した。甲子園出場がなく全国的には無名の右腕だが、高校球界Ｎｏ．１との呼び声が高い。担当の正津スカウトは「まだまだ伸びる要素がある。ポテンシャルを考えれば１２人に入ってくるでしょう」と評価する。