史上初めて甲子園のグラウンドに立った女子マネジャー、小さくて大きな“第一歩”

2016年の高校野球選手権大会。女子マネジャーが「男子のみ」とされている甲子園グラウンドに立ち関係者に制止されました。このことは世間を巻き込む大騒動に。あれから一年、彼女の残した“第一歩”は、今。

公開日:2017.8.7

 今夏の甲子園練習で、大分の女子マネジャーがホーム付近でノッカーへのボール渡しを行った行為については原則禁止。服装も学校の体操服かジャージーと申し合わせ事項に明記する予定だ。ただボールが動かない練習後の整列時に甲子園の土を踏むことは可能になる。

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そして2017年春…認められて女子マネが甲子園グラウンドに

女子マネが聖地に立った 規定後初!不来方3人夢の甲子園練習サポート

 第89回選抜高校野球大会(19日開幕)の甲子園練習が14日、スタートした。今大会から女子部員の参加が可能となり、不来方(岩手)は、マネジャー3人がグラウンドで選手10人の練習補助にあたった。この日は多治見(岐阜)、中村(高知)を含め3校8人の女子部員が聖地に立った。

女子マネが聖地に立った 規定後初!不来方3人夢の甲子園練習サポート

 規定通り黒土の部分には入らず、ファウルゾーンの人工芝内で活動。越戸あかりさん(2年)は外野ノックのボール渡し、斉藤有香さん(2年)と川崎日菜さん(2年)は三塁ベンチ付近で練習時間を計り、選手らに知らせる役割だ。

女子マネが聖地に立った 規定後初!不来方3人夢の甲子園練習サポート
不来方の女子マネ 甲子園練習初参加の感動「一生記憶に残る時間」

 越戸さんは「緊張したが、選手たちが楽しそうに練習をいていたので私もうれしい」と振り返った。「昨日の夜はよく眠れたけれど、今朝ご飯を食べる時は胸が苦しくなった」と、大舞台に緊張した様子だった。

不来方の女子マネ 甲子園練習初参加の感動「一生記憶に残る時間」

そして、あの女子マネジャーは新しい夢を追う

図らずも、自身の行動が高校野球に大きな変化を与えることになった、大分の元マネジャー・首藤さんは、新しい夢へ向かって歩き出していました。

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