史上初めて甲子園のグラウンドに立った女子マネジャー、小さくて大きな“第一歩”
2016年の高校野球選手権大会。女子マネジャーが「男子のみ」とされている甲子園グラウンドに立ち関係者に制止されました。このことは世間を巻き込む大騒動に。あれから一年、彼女の残した“第一歩”は、今。
公開日:2017.8.7
口からトランプを出すマジックが有名なマジシャンのふじいあきらは「これってなにがいけないの?危険って性別関係無いじゃん。即刻見直すべき」とツイート。元五輪アスリートの為末大氏も「世の中と最もずれている競技になりつつある」、脳科学者の茂木健一郎氏もツイッターで「『丸刈り』を含め、謎の様式美、禁則が多すぎますね」と、首を傾げた。
女子マネ制止にネット炎上 為末氏も「世の中と最もずれている競技になりつつある」
実業家の堀江貴文氏が14日、ツイッターを更新し、高野連が女子マネジャーの甲子園練習に参加することに大半の委員が反対の意向を示したことに「あほくさ」とつぶやいた。
ホリエモン、高野連の女子マネ対応に「あほくさ」
このつぶやきに、「もし事故が起きた時に自分達のせいにされるっていう恐怖心でしょ」「反対する理由が危険性があるから?意味不明 ならば女は自転車に乗ることも禁止しないとな、転倒してケガする危険性があるから」などのコメントが寄せられていた。
ホリエモン、高野連の女子マネ対応に「あほくさ」
一方、グラウンドに立った女子マネジャーは、応援スタンドで敗戦を迎えます。
「第98回全国高校野球選手権大会・1回戦、中京12-4大分」(8日・甲子園球場)
大分敗戦、女子マネの夏終わる 目に涙浮かべ…甲子園グラウンドに立ち話題
大会前から注目を集めていた大分の女子マネジャー・首藤桃奈さん(3年)の夏が終わった。
首藤さんは、他の部員とともに三塁側アルプススタンドから声援を送った。大会前に「同級生は家族みたいな感じ。心配になります」と話していた通り、ピンチを迎えれば祈るようにグラウンドを見つめ、得点が入ると飛び跳ねて笑顔を爆発させた。敗戦が決まると、目に涙を浮かべ、健闘したナインをたたえた。
大分敗戦、女子マネの夏終わる 目に涙浮かべ…甲子園グラウンドに立ち話題