2017夏・甲子園に届かなかったプロ注目球児たち

全国各地で行われた高校野球の地方大会は8月1日に幕を閉じ、47都道府県49代表が出揃いました。そこで今回は、甲子園出場を逃したプロ注目の球児たちを取り上げます。

公開日:2017.8.4

青藍泰斗のプロ注目右腕・石川が151キロ 6回10Kで4強 次戦は作新

 「高校野球栃木大会・準々決勝、青藍泰斗11-1石橋」(19日、栃木県総合運動公園)
 青藍泰斗(せいらんたいと)が六回コールド勝ちで4強入りを決めた。
 今秋ドラフト上位候補右腕の石川翔投手(3年)が6回3安打1失点で完投。自己最速となる151キロを計測した直球にスライダーのキレもよく、毎回の10三振を奪った。

青藍泰斗のプロ注目右腕・石川が151キロ 6回10Kで4強 次戦は作新

 「高校野球栃木大会・準決勝、作新学院3-2青藍泰斗」(22日、宇都宮清原球場)
 1球が命取りになった。昨秋に続き、同じ準決勝で王者に屈した青藍泰斗(せいらんたいと)の石川翔投手(3年)は「最後の最後の粘り強さが足りなかった」と決勝打を浴びた場面を悔やんだ。

青藍泰斗・石川、惜敗も涙なし!プロ志望明言 最速148キロ8Kで力見せた

【東海大市原望洋・金久保】最速147㌔右腕 パンチ力ある打撃も魅力

東海大市原望洋は春夏連続の甲子園逃す…ドラフト候補・金久保7回4失点

 「高校野球・千葉大会準決勝、木更津総合6-2東海大市原望洋」(24日、ZOZOマリンスタジアム)
 東海大市原望洋は2季連続の甲子園出場を逃した。先発した今秋ドラフト候補のMAX147キロ右腕・金久保優斗投手(3年)は7回4失点で降板。打撃では八回に2戦連発となる右越えソロを放ち意地を見せたが、昨夏敗れた相手に雪辱はならなかった。進路については「まだ考えていない」と明言しなかった。

東海大市原望洋は春夏連続の甲子園逃す…ドラフト候補・金久保7回4失点

【佐渡・菊地】10球団スカウト集結も初戦で散った 佐渡島出身者初のプロへ「目標持ってやっていく」

佐渡の剛腕・菊地、10球団スカウト集結も初戦で散る「甲子園行きたかった」

 「高校野球新潟大会・2回戦、柏崎6-2佐渡」(11日、新発田市五十公野公園野球場)
 佐渡のプロ注目MAX145キロ右腕・菊地大稀投手(3年)が、初戦で散った。八回に集中打を浴び、6失点完投で無念の逆転負け。

佐渡の剛腕・菊地、10球団スカウト集結も初戦で散る「甲子園行きたかった」

 10球団のスカウト陣の前で8三振を奪ったものの、最速は140キロ止まり。聖地にはたどり着けなかったが、次の夢がある。佐渡島出身者初のプロ野球選手になることだ。阪神・吉野スカウトが「直球の質がいい」と話せば、中日・正津スカウトも「体に力がついてくると面白い」と素質を認めた。185センチの大型右腕は「佐渡からそういう選手は出ていない。プロという目標を持ってやっていきたい」と視線を上げた。

佐渡の剛腕・菊地、10球団スカウト集結も初戦で散る「甲子園行きたかった」

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