ショック…プロ野球現役コーチの急死

西武・森慎二投手コーチが多臓器不全のために急死したというニュースが伝えられ、突然の訃報にショックが広がっています。過去にも、プロ野球の現役コーチが亡くなってしまった例がありました。

公開日:2017.6.29

【2010】日本ハム・小林繁投手コーチ、くも膜下出血で…57歳

2010年1月18日デイリースポーツ1面

【2010年1月18日デイリースポーツ紙面より】 江川卓氏との交換トレードで1979年に巨人から阪神に移籍し、エースとして活躍した現日本ハムの小林繁投手コーチが17日、午前11時、福井市内の病院で心不全のため亡くなった。57歳だった。
(中略)
 日本ハムによると、小林さんは朝、体調を崩し、救急車で搬送される途中に息を引き取ったという。
 今季は9年ぶりに1軍コーチに復帰した。絶大な信頼関係にある梨田監督とともに、リーグ連覇と日本一奪回を誓い合っていた。亡くなる前日の16日には、日本ハム本社のイベントで元気な顔を見せたばかりだった。

2010年1月18日デイリースポーツ紙面

【2010年1月18日デイリースポーツ紙面より】  元巨人投手で野球解説者の江川卓氏(54)が17日、日本ハム・小林繁投手コーチの急逝を受け東京都内で会見した。「江川事件」から32年。2007年のCM共演で“和解”したものの、小林コーチに対する申し訳ない気持ちは一生消えないとした。
(中略)
 「突然だったので、びっくりしたというのが最初。それから次々と電話があったので、本当にそういう事実があったのだと思った。(事件が)つい最近のように思える」。神妙な面持ちで、時折、空を見つめた。
(中略)
 「申し訳ない気持ちは、僕の中で終わっていない。原因はこちらにある。小林さんが亡くなったからといって、申し訳ないという気持ちは一生なくならない」と話す。「小林さんは実績を残し、気持ち的にも強い方だった。それを伝えていきたい」と早すぎる死を悼んだ。

【2010年】巨人・木村拓也内野守備走塁コーチ、くも膜下出血で…37歳

2010年4月3日デイリースポーツ紙面

【2010年4月3日デイリースポーツ紙面より】 巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ(37)が2日、マツダスタジアムでの広島―巨人①戦の試合前シートノック中に突然、倒れた。広島市内の病院へ運ばれて入院。医師の診察を受けた結果、くも膜下出血と診断された。
(中略)
 木村コーチは、試合前のシートノックが終盤に差し掛かった午後5時37分、ホームベース付近で突然ふらつき右手を地面に着いた後、ゆっくりと前のめりに倒れた。白目をむいた状態で場内が騒然とする中、異変に気付いた選手、コーチらが、すぐさま駆け寄った。
(中略)
 倒れた際、そばにいた阿部は「瞬間は見ていない。ボールを渡そうとしたら倒れていた。言葉が出ない。悲しいし、あきらめないで元気に帰ってくることを祈っている」と、言葉を絞り出した。

試合前のノック時にグラウンド上で倒れ、両軍選手が見守る中、担架で運ばれる巨人・木村拓也コーチ(中央)=2010年4月2日

意識不明のまま病院へ運ばれた木村コーチ。状況は連日報じられましたが、容態は回復せぬまま。そしてその5日後の4月7日、ついに…。

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