懐かしい顔ぶれ…韓国、台湾の首脳陣

 韓国代表の投手コーチを務める宣銅烈氏(右)
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 9月10日に韓国が、13日にはオランダと、プレミア12の1次ロースターが続々と発表されている。その中から近隣列強である韓国、台湾を見てみると、日本同様に世代交代が進んでいることがわかる。思えば06年の第1回WBC開催から9年。各チームとも国際大会でのエースや主軸打者の顔ぶれが変わっていくのも当然か。

 戦力分析には早いが、気になる選手を挙げるとすれば、韓国ではネクセンの朴炳鎬(パク・ビョンホ)内野手だ。9月13日時点で48本塁打、135打点。3年連続で本塁打、打点の2冠に輝き、名実ともに韓国の打撃陣の顔。これまで一塁はサムスンのイ・スンヨプ(イ・スンヨプ)とハンファの金泰均(キム・テギュン)が、10年以上寡占状態だった。13年のWBCから正一塁手となっているが、本領発揮とまではいかなかった。

 台湾ではオリオールズの陳偉殷(チェン・ウェイン)がエントリーされた。MLBでは40人ロースターは除外する、としているにもかかわらず載せたのだ。まだ1次だから念のためという見方は強いが、一方で「今オフFAになる選手は除外の対象外、つまり本人さえ望めば出場できる」(台湾球界関係者)という解釈も、台湾サイドにはあるようだ。さて最終的にはどうなるか?

 台湾はマリナーズ傘下マイナーの王建民(ワン・チェンミン)も参加濃厚。こちらは35歳で往時の威力は薄れているものの、短期戦となれば話は別だ。来季のメジャーへの売り込みもあると考慮すれば、かなりのやる気で望んでくる。

 首脳陣も日本の野球ファンとしては興味深い。韓国の代表監督は06年、09年とWBC2大会連続で監督を務めた金寅植(キム・インシク)氏。そして投手コーチには宣銅烈(ソン・ドンヨル)氏が担う。現在はリーグの監督を離れ、KBO(韓国野球委員会)の諮問役的立場であるが、投手の好不調を見定める独特の勘は衰え知らずだ。

 ちなみに韓国は国際大会の代表監督は前年のリーグ覇者チームの監督が務めるという規定を設けていたが、現職監督の立場では負担か大きいということ、また近年、11年からサムスンが4連覇し、そうなると柳仲逸(ユ・ジュンイル)監督ばかりがすることになる、といった事情から、今回、金寅植監督の再々登板となった。

 問題は公式戦の日程消化が悪く、韓国シリーズの最終戦を11月3日に設定している。シリーズ進出チームの代表選手は、中4日で同8日に札幌での日本戦参加となる。ほぼ代表としての練習もできない分、監督、コーチがどう導いていくか。

 台湾は郭泰源代表監督。彼については以前にも記したので重複は避けるが、関係者によると「着々と選手のコンディション把握を進めている」らしい。郭泰源氏は現在、統一ライオンズのヘッド兼投手コーチ。リーグ内で現職監督ではない人物が代表監督というだけでも、台湾球界における彼の重鎮ぶりがうかがえるが、現場にいる強みで、代表選手を相手チームの選手としてベンチから逐一、チェックできるし、情報も入りやすい。前述のチェンや王建民といった海外組のコンディションは合流するまで不明だろうが、国内組の把握は早いというのはメリットだ。統一はリーグ優勝は難しい状態。逆に言えば(失礼ながら)、公式戦終了と同時に代表監督として動ける。

 郭泰源代表監督も、宣銅烈代表コーチ同様、理論派で選手の動きを見る目は的確。

 宣銅烈VS郭泰源。投手コーチと監督という違いはあるが、日本球界になじみあるふたりのベンチワークも、プレミア12の見どころになるだろう。

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