落合監督「金本と兄貴がどう教育するか」

 中日・落合博満監督(57)が25日、名古屋市内のデパートで始まった「中部報道展」のテープカット役を務め、交換トレードで阪神に移籍する新井良太内野手(27)に関し、埋もれた才能を開花させろと惜別エールを送った。「阪神は前から欲しがってたからな。ここで埋もらせておくのもかわいそうだし、兄貴と金本と一緒にやれれば、何か変わるんじゃないかと思った。環境を変えてやることが大事なんじゃないかなと」。長距離砲としての資質を高く評価していた原石の温情トレード。落合監督は環境が新井を一変させると踏んだ。

 状況は厳しい。三塁に実兄・貴浩。一塁にブラゼル。中日時代と一緒で、ポジションはおろか、試合に出場できる保証はどこにもない。「守ることに関しては普通にやれる。後はバッティング。毎年、少し良くなってオフが終わって帰ってくると、どうしたのって感じだったからな。金本と兄貴が、どう教育するかじゃないかな」。ダブルのアニキに師事し、キバを研げ。来季は敵となるが、戦場で再会できるのを待ち望んでいる。

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