大阪桐蔭・川本君の好投の裏に智弁学園・杉本君の存在あり!仲間、先輩、ライバルが名勝負生む

 「選抜高校野球・決勝、大阪桐蔭7-3智弁学園」(31日、甲子園球場)

 今年のセンバツは1点差の接戦が多かったですが、決勝も点差を感じさせない好ゲームでした。大阪桐蔭・川本君のピッチングは圧巻でしたが、智弁学園・杉本君のとの投げ合いが好投につながった気がします。同じ左腕で1学年上の好投手、杉本君の胸を借りるというか。あんなピッチャーになりたい!という気持ちが表れていました。

 智弁学園も、先制されながら一度は同点に追い付く粘り。特に2-3の六回、逢坂君が川本君から打ったライトへの同点ソロはすごい当たりでした。ボールの軌跡を目で追いながら「この瞬間を覚えておこう」と思いましたよ。2人は同学年。将来、ともにプロ野球に進んで活躍したら、何度も再放送されるであろう名勝負だと思います。

 僕は昨年夏の奈良大会決勝、天理-智弁学園を観戦したんですが、その試合で1点ビハインドの終盤に代打で出たのが逢坂君でした。三振に倒れてチームも敗戦。逢坂君は責任を感じていたと思うんですが、半年後に甲子園で、同じ1点ビハインドの場面で同点ホームランを打ったのは、昨年のメンバーへの恩返しだったのかも知れません。いい仲間、先輩、ライバルの存在が、名勝負を生み出すんですね。

 今大会限りで退任された野球部長の井元先生にとっては、最後の甲子園でした。僕は試合を見に行くたびに井元先生にお世話になっていて、以前NHKの連続テレビ小説「エール」に一瞬だけ出演した際も「かみじょうくん、見たで!」と声をかけていただきました。

 決勝戦後に両チームがグラウンドで記念撮影をするのを見ていたら、大阪桐蔭の西谷監督が井元先生にあいさつに行かれたり、智弁学園ナインは準優勝旗を先生に渡して写真を撮ったりと、ほほえましい光景でした。先生の退任の日まで一緒に甲子園でいられたのは、最高のプレゼントだったんではないでしょうか。

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