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録音の応援歌に施された工夫に感銘「鳥肌が立ちました」

 「選抜高校野球・1回戦、天理7-1宮崎商」(20日、甲子園球場)

 天理のアルプスに取材で行かせてもらいました。今大会は録音した音源を流しての応援ですが、それでもあるのと無いのとでは雰囲気が全然違います。天理の応援曲では伝統の「ワッショイ!」や「オブラディ・オブラダ」などが有名ですが、生演奏でなく、音源であっても臨場感が伝わるすごさがありましたね。

 「ワッショイ!」でも、最初はゆっくりとした演奏でスタートして、そこから徐々にスピードが上がるというリズムで録音されているんです。今までであれば、生演奏の中でチャンスというムードもあり、徐々に演奏のテンポが速まるというのを体感してきたわけですが、チャンスが来るのを見越して工夫しているわけですよね。

 この試合でも、チャンスを迎えた中で流された「ワッショイ!」は、徐々に演奏のスピードが速まって盛り上がってきた部分が流れたところで、実際にタイムリーが出まして。まるで吹奏楽部が近くで演奏しているかのような感じで、鳥肌が立ちました。昨年夏の交流試合の無観客に感じた、鮮明な球音にも良さはありましたが、やはり応援の吹奏楽は偉大やなと。改めて感じた次第です。

 もう一つ、天理で言うと今日の朝のことですが、うちの嫁さんが息子を少年野球に送って行ったんですけど、僕が甲子園に到着する直前に嫁さんから、うちの息子が入っているチーム出身の人が天理で背番号もらったから応援しとき、と連絡がありまして。

 ただ、そのOBは背番号「18」の選手ということで、その時は試合に出ないやろうなと思っていたら・・・スタメンでしたね。7番・センターの木下和輔君。秋はメンバーに入っていなかったのに、いきなりスタメンということだけでもすごいなと驚いていたら、いきなり右中間に先制のタイムリースリーベースですもんね。

 その後、球場の外で天理の父兄の方から声をかけられた時に、木下君のご両親を探したらちょうどいらっしゃて。聞くと、木下君は去年の3月にピッチャーを諦めて、思いきって野手に転向しようとなって、バッティングを評価されて今回初めてメンバーに入ったそうです。

 うちの息子の野球チームでも、今日は木下君がスタメンということだけでも盛り上がっていたみたいで。秋にメンバーに入ってない背番号2桁の選手であっても甲子園でプレーできるということは、後輩の野球少年にとっても大きな目標であり、励みになるやろうなと。甲子園が与えてくれる夢の大きさにも触れた1日でした。

  ◇  ◇

 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、43歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。「デイリースポーツオンライン」でコラム「かみじょうたけしの内にズバッと!!」を連載中。

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