津田学園と智弁学園の4番、前川兄弟の夢対決を期待
津田学園は2年ぶりの夏の大会の出場でしたが、前投手は本調子ではない中でも球威もあって、さすがプロ注目なだけあるなというピッチングでした。
昨年は、三重大会の1回戦で当時2年生の前投手が、リリーフで決勝点を取られて四日市に負けたんです。野球部に関わっている方に聞けば、その敗戦までの前投手は、きついウエートの時とかには、すぐに「しんどい」というようなことを言ったりしてたそうで。
ただ、その敗戦以降は、そういった弱音を言わなくなったと。3年生の夏を終わらせてしまったからこそ自分の代で恩返しを、という気持ちでしょうね。この日は佐川監督の41歳の誕生日でもあったらしいので、うれしい1勝になったはずです。
津田学園で言えば、4番の前川夏輝君(3年)と智弁学園の4番の前川右京君(1年)が兄弟なんです。大会前、右京君が「夢はアニキと甲子園に出て、どちらもホームランを打つこと」と言ってたのを思い出しました。
夏輝君は最初の打席でいきなりホームランかというレフトフライでしたが、その後2安打です。息子2人が甲子園に出て、しかも4番というのはご両親はうれしいでしょうね。勝ち上がって対戦すれば、ご両親はどこで見るのかな、バックネット裏の中央で見るのかな、などと考えると、選手の活躍も含めて楽しみが広がります。
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かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。