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独断選定「センバツベストナイン」

 第91回選抜高校野球大会は、平成元年に優勝した東邦(愛知)が平成最後も締めくくる形での見事な優勝で幕を閉じました。多くの魅力ある選手の中から、今年も「かみじょうたけしセンバツベストナイン」を発表したいと思う。

【投手】野沢秀伍(龍谷大平安・3年)

 奥川恭伸(星稜)と迷ったが、習志野戦の奥川投手はストレートが高めに浮き、それをことごとく捉えられていた。いい時との差があるのかなぁと。一方、野沢投手に関してはストレートはだいたい129キロ、ズバッと決まったと思っても129キロ。しかしバッターは手が出なかったり、振り遅れたりと楽天の辛島航投手を思わせるキレがある。とんでもない球はないものの、一切高めに浮く事なく、ストレートにキレがある分チェンジアップで嘘のように空振りがとれる。3試合24回1/3を投げ防御率0・37は素晴らしい安定感。

【捕手】山瀬慎之助(星稜・3年)

 履正社戦では奥川投手ばかりが取り沙汰されたが、バッターがストレート狙いと判断すると変化球で対応するなど、相手に全く的を絞らせないリードに脱帽。八回の守備では、セカンドからファーストへの悪送球でも素早いカバーで進塁を許さなかったプレーには鳥肌がたった。バッターとしても抜群で、キャッチャーをするために生まれてきたような選手。今後のさらなる成長から目が離せない。

【一塁手】三尾健太郎(龍谷大平安・3年)

 0-0の均衡が続いた明豊戦、内野からのショートバウンド送球をいとも簡単に何度も捕ってみせた。際どいタイミングには柔軟性、可動域を大切にされる龍谷大平安らしい「股割り体勢」での捕球が美しい。昨秋公式戦での3失策が彼を成長させたのかもしれない。

【二塁手】表悠斗(明豊・3年)

 シートノックから野球センス抜群の動きをみせてくれる守備は絶品。バッティングも身体は小さいが非常にリストが強くパンチ力があり、楽天の西巻賢二選手を思い出す。夏も見てみたい選手の1人だ。

【三塁手】石川昂弥(東邦・3年)

 明石商の重宮選手と迷ったが、決勝戦での2本塁打で決定。特に2本目はバットに乗せて右中間へ持っていくホームランアーティスト独特の打球だった。決勝戦での完封もあり二刀流と騒がれているが、完全に打。彼は打者です。

【遊撃手】角田勇斗(習志野・2年)

 夏の強化練習で1日300球のノックを受け続け、鍛えあげられた守備は甲子園で観る者の目を奪った。グラブには「日本一のショート」と広島ドラ1・小園海斗選手と同じ刺繍が入っている。将来同じ場所で日本一を争う選手になってもらいたい。

【外野手】野村健太(山梨学院・3年)

 札幌第一戦でバックスクリーン左への2発は衝撃弾!スッとトップの位置を決めてから素直にバットが出る感じに力感がないだけにその飛距離に度肝抜かれました。

【外野手】来田涼斗(明石商・2年)

 智弁和歌山戦での先頭打者ホームランとサヨナラホームランの2発は圧巻。かと思えば大分戦の八回には1死一塁からライト前ヒットでサードへの送球が乱れた一瞬のスキをみて、セカンドへたどり着く走塁意識の高さは多くの野球少年のお手本だ。4試合で打率・375、2本塁打8打点。右手人差し指を骨折した状態だったと分かり、さらに驚愕。とにかく何とかしてくれる雰囲気は今大会ナンバーワンの選手でした。

【外野手】根来塁(智弁和歌山・3年)

 旧チームからレギュラーで活躍していた選手。投、内、外野どこでもこなせる曲者。高校生離れしたバットコントロールはまるで楽天の銀次選手かと見間違えてしまいそうになる。とにかく163キロで注目を集めた佐々木朗希投手(大船渡)の球を前に飛ばせる奴を呼んで来てと言われれば、間違いなく一番に声かけます。

  ◇  ◇

 他にも今後楽しみな選手がたくさんいました。夏には一回り大きくなった彼らや、まだ見ぬ逸材に出会える事を楽しみにしています。

▼かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活躍後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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