広島・新井監督「チャンスを奪いにいけ」 絶対的レギュラー不在で若鯉にハッパ 5日から秋季キャンプ「来季の競争が始まっている」

 広島の秋季キャンプメンバーが4日、キャンプ地の宮崎県日南市に入った。新井貴浩監督(49)は、秋季練習から継続してフィジカル強化を重点的に取り組む方針を示した。全体ミーティングでは今キャンプに参加する若鯉たちへ、熱い言葉を投げかけたことを明かした。

 指揮官からのハッパに、若鯉たちの表情が一層引き締まった。全体ミーティングを終えた新井監督はネクタイを締め直し「投手も野手もたくさんチャンスがある。そこを奪いにいけと。最終的にイスをつかむのは自分次第だから。それがプロだからねとは伝えました」と言葉に熱を込めた。

 5日から始まる秋季キャンプは、例年以上に“個の強化”へとかじを切る。予定されている対外試合は8日・侍ジャパン戦のみ。秋季練習から続くフィジカル強化を徹底する方針で、「体をいじめて馬力を上げていく。毎日筋肉痛になると思うけど、どんどん追い込んで強く大きくしていく」と、徹底的な鍛錬で飛躍への土台を作り上げる。

 今キャンプの参加メンバー最年長は27歳の中村というフレッシュな陣容。チームで今季、規定投球回および打席に到達したのは投手で床田、野手で菊池と坂倉のわずか3人。絶対的なレギュラーが不在だからこそ、全員にチャンスが転がっていると指揮官は強調する。全体ミーティングでは「ここにいるメンバーは来季の競争が始まっている。一日一日を大切に追い込んでほしい」と呼びかけ、アピールを促した。

 日南入りした選手に対し「いい表情をしていたと思います」とうなずいた新井監督。厳しい鍛錬と競争が待ち受ける17日間で、若鯉たちがどんな変貌を遂げるのか-。勝負の秋がいよいよ始まる。

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