広島・高 入るぞ!侍J勝利の方程式「1試合でも多く登板して貢献」 合宿スタート「まだふわふわしています」も上々スタート

鈴木豪(左)と顔を近づける高(撮影・金田祐二)
侍ジャパンのメンバーと笑顔の高(中央)
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 「侍ジャパン事前合宿」(3日、宮崎)

 「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(12日開幕)に臨む野球日本代表・侍ジャパンの強化合宿が3日、宮崎市内のサンマリンスタジアムでスタートした。広島・高太一投手(25)は勝ちパターン入りを見据えて、大会連覇を誓った。大商大の後輩で、ソフトバンクで日本一に貢献した鈴木豪からも刺激を受け、収穫いっぱいの侍デビューとなった。

 真新しい侍ジャパンのユニホームに身を包んだ高が、晴天の宮崎で上々のスタートを切った。アジアの強敵に立ち向かう覚悟はすでに決まっている。「1試合でも多く登板して、このチームに貢献できればいい。そのためにベストな準備をできるように取り組んでいきたい」と、表情を引き締めた。

 大会連覇を狙う侍ジャパンにとって、飛躍を遂げた左腕にかかる期待は大きい。プロ3年目の今季は自己最多の56試合に登板し、防御率1・90、24ホールドをマーク。倉野投手コーチは今大会の勝ちパターンについて、「まだ分からない。選手の状態を見極めていきながら」と、未定であることを強調した。

 必勝リレーの候補には西武・篠原、ロッテ・中森らが挙がる中で、最速150キロを超える直球と強心臓を誇る高も負けてはいない。しびれる局面でのマウンド度胸は、国際大会の修羅場でも大きな武器となるはずだ。「自分の経験としてプラスにできるように」と、試合終盤での登板を想定しながら調整を進める。

 自身初の国際大会へ向け、クリアすべき課題もある。マツダでの秋季練習から大会公式球を使用し、シート打撃に登板。「なんとなく慣れてきた」と手応えを口にする一方で、変化球に関しては「少しひっかけてしまう時もある」と繊細な感覚を模索中。さらにこの日は、ミーティングでサイン伝達機器「ピッチコム」の使用法についても説明を受けた。「難しいとは思いましたけど何とか慣れていくしかない」と、4日以降に予定しているブルペン投球などで、実戦感覚を磨いていく。

 大商大の2学年後輩にあたるソフトバンク・鈴木豪の存在も大きい。この日はキャッチボールでペアを組み、移動中も行動をともにした。後輩はルーキーイヤーの今季、40試合で防御率1・74と躍動し、チームの日本一に貢献。「かっこいい後輩です。話してくれる友達がいてうれしい。刺激にもなりますし、負けられない気持ちもある」と先輩の意地をのぞかせた。

 合宿初日を振り返り、「まだふわふわしています」と率直な心境を明かした高。本番まであと約1週間。心と体の準備を着実に進め、大会連覇の立役者となる。

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