広島が異例人事!監督付広報の松本高明氏が1軍内野守備走塁コーチ就任 「驚いた」も「一緒に悩む時は悩み、一緒に成長していけるよう」
広島は3日、来季のコーチ陣を発表した。新井監督のもとで監督付広報を務めていた松本高明氏(42)が1軍内野守備走塁コーチに就任。球団広報からコーチ転身という異例の人事に驚きと責任感をにじませた。一岡竜司球団アナリスト(35)は3軍投手育成コーチ兼アナリストに就任する。
裏方としてチームを支えてきた男がフラッシュを浴びた。これまで広報職員として球団と報道陣のパイプ役も担ってきた松本氏は報道陣を前にし、「しっかり選手と向き合って、一緒に悩む時は悩み、一緒に成長していけるようなコーチになりたい」と決意表明した。
02年度ドラフト5位で帝京高から入団し、選手としては12年間プレー。現役引退後はマネジャーや広報を務めてきた。その中で、緒方、佐々岡、新井の3人の監督付広報として最前線で戦う指揮官をそばで見てきた。
ここ数年、「現場を近くで見る機会が多い中で、少しずつ(コーチを)やってみたい気持ちは出てきていた」という。それでも球団からのコーチ就任の打診には「驚いた」。再びユニホームに袖を通すことに対して、「チームを支える立場だった自分が、コーチとしての仕事を引き受けていいのか」と葛藤があった。
その時に背中を押してくれたのが新井監督だった。「本当に自分でいいんですか?」と相談したところ「いいに決まってるじゃないか。今までやってきて、感じたこと、見てきたことをそのままやればいい」という言葉をもらって腹は決まった。
「またユニホームを着られると思っていなかった。少しワクワクしている」と笑みをこぼした松本氏。感謝の思いと熱意を胸に、前例の少ない道を歩む。
◆松本高明(まつもと・たかあき)1984年4月12日生まれ、東京都出身。42歳。帝京3年夏の甲子園では準決勝進出。02年ドラフト5巡目で広島入団。14年限りで引退後はスタッフとして球団に残り、緒方、佐々岡、新井政権で監督付広報を務めた。
