広島・佐々木 肉体改造「筋肉量を増やして90キロ目指す」 秋季練習で部位ごと筋トレ2時間 打球速度170キロ超えへ

左で打つしぐさを見せる佐々木(撮影・北村雅宏)
打撃練習で快音を響かせる佐々木
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 広島・佐々木泰内野手(23)が25日、90キロボディーの完成を目指し、秋季練習で肉体改造に励んでいると明かした。筋肉量を増やすことで、スイングスピード向上を図り、打球速度170キロの突破が目標だ。パワーの土台となる体を、徹底的に鍛え上げる秋となっている。

 室内練習場で黙々とバットを振った。午後から約2時間、筋力トレ。佐々木は、充実感いっぱいで帰路に就いた。チームの秋季練習のテーマは、土台づくり。「筋肉量を増やして、90キロを目指していきたい」と、来季の開幕までに“90キロボディー”の完成を目標とした。

 現在の体重は87キロ前後。そこから筋肉量だけで3キロ増を目指す。決して簡単なことではない。秋季練習のトレーニングでは胸、背中、下半身など、各部位だけで約2時間を費やす。徹底的に追い込む筋力トレに、悲鳴を上げるほどだ。

 体を大きく、そして強くする最大の目的は、打球速度の向上にある。「今季は168キロくらい。170キロをギリギリ超えられなかった」。一般的に、打球速度が上がれば安打になる確率は高くなる。170キロの大台に達すれば、その確率は一気に跳ね上がると言われている。

 試合での打球速度170キロ超えに必要なスイングスピードの目標は、120キロ前後。データ分析を担当する庄司アナリストは、可能な数字であると、力強い言葉で背中を押した。

 「自分のタイミングで振れるロングティーなら、すでに123~125キロのスピードは出ています。あとはクイックとか、いろんな状況の中で120キロのスイングスピードを出せるようにしていってほしい。無謀な数字ではないです」

 目標値をたたき出すための基盤はすでにある。筋力トレで肉体強化を推し進めて自力を高め、最大出力を上げることで、実戦でもそのパフォーマンスを再現する構えだ。

 ドラフト会議で広島は、亜大・山里宝内野手(22)を1位指名した。青学大時代、東都リーグで対戦経験がある佐々木は「切磋琢磨(せっさたくま)して、良い競争ができれば」と歓迎。新たに加わるメンバーの刺激も力に変えていく。

 2年目の今季は、121試合に出場し、打率・254、6本塁打、26打点で終えた。11月には、侍ジャパンの一員として日の丸を背負う。来季のカープは、3年連続Bクラスからの巻き返しを狙う1年となる。“90キロボディー”から放つ鋭い打球で、チームの先頭に立ってみせる。

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