広島がケムナ誠ら6選手に戦力外通告 小園ら今オフ計10人に 無念のケムナ「どのチームのユニホームを着てでもマツダに帰ってきたい」

 広島は24日、ケムナ誠投手(31)、長谷部銀次投手(28)、松本竜也投手(27)、日高暖己投手(22)、辻大雅投手(22)、中村貴浩外野手(26)の6選手に来季の契約を結ばないと通達したと発表した。辻は育成で再契約の見通し。全員が現役続行を希望している。ケムナは他球団のユニホームを着て、マツダスタジアムに戻ってくることを誓った。

 ケムナらしく最後まで前を見つめた。もう一度、目指すのは赤い熱気に包まれたマウンド。「もしかなうのであれば、どのチームのユニホームを着てでもマツダに帰ってきたい」。無念さを押し隠し、胸中を明かした。

 20年から3年連続で40試合以上に登板し、リリーフ陣を支えたが、直近2年は1軍での登板なし。今季は右前腕の肉離れを発症するなど本来の力を発揮できなかった。「けがも実力のうちだと思うので、実力が足りなかったのかなと思います」と現実を受け止めた。

 広島のキャンプ地でもある宮崎県日南市で育った右腕。「ずっとカープを見てきて、カープファンだった。縁があったのは自分の中ですごくうれしかった」と、あふれるチーム愛を明かした。球団からは裏方やスタッフとしての残留を打診されたが、「体も元気だったので、もし縁があるなら他のチームでも野球を続けたい」と現役続行を希望した。

 この日、ケムナも含め6選手に戦力外が言い渡された。1日には小園ら4選手にも告げられており、これで今オフの戦力外通告は計10人となった。22日のドラフト会議では、1位指名の山里宝内野手(亜大)ら9人を指名。来季に向け、新井監督が本拠地最終戦後のセレモニーで、「生まれ変わります」と力強く宣言した通り、チームは大きな変革の時を迎えている。

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