広島・新井監督 「3年連続(胴上げ)は見たくない」M1阪神と3日本拠最終戦「いろんなことがありましたけど良い試合を」
広島・新井貴浩監督(49)が2日、本拠地最終戦となる3日・阪神戦(マツダ)に向けて、3年連続となる“眼前胴上げ”を阻止すると誓った。負けか引き分けなら、その時点で阪神の2年連続リーグ優勝が決まる一戦。「いろんなことがありましたけど、良い試合を見ていただけるように頑張るだけ」と勝利をつかみ、地元ファンを喜ばせる。
10月とは思えない強い日差しが降り注ぐ。一部選手が参加した練習で、新井監督は若手が汗を流す姿を見つめた。政権4年目のシーズンもいよいよ大詰め。3日の本拠地最終戦を前にして、指揮官は鯉党に目を向け、勝利にこだわる姿勢をにじませた。
「いろんなことがありましたけど、ファンの方にも良い試合を見ていただけるように頑張るだけ」
本拠地最終戦の相手となる阪神は連覇へのマジックナンバーを「1」としており、広島は負けか引き分ければ、その時点で虎の胴上げを許すことになる。チームは一昨年はマツダで巨人の優勝を、昨年は甲子園で阪神の優勝を見届けている。今年こそ“目の前胴上げ”の屈辱だけは避けたいところ。新井監督は「3年連続は見たくない。それは自分だけではなくて、選手も全員が思っている」と力を込めた。
今季はここまで59勝76敗4分けの借金17で順位は4位。中日と戦ったマツダでの開幕カードは3連勝で最高のスタートを切ったが、以降は波に乗り切れなかった。9月21日・中日戦(バンテリン)で3年連続のBクラスが確定した。
グラウンド外では1月に元所属選手が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕された。今月1日には小園、矢野、田村、前川の4選手に対して、一連の騒動で球団との信頼関係が崩れたとして来季の戦力外が通告された。チームの勝敗に関わりのないところで、激震に見舞われたシーズンだった。
マツダではここまで33勝36敗1分け。2021年以来、5年ぶりの本拠地シーズン負け越しは既に決まっている。37敗目を喫すれば、09年のマツダ開場以降10、13年と並ぶシーズンワーストとなるだけに、何としても勝利で終えたい。
3日の入場券は既に完売している。鯉党が見たいのは来季に向けて希望が膨らむ結果と内容。大観衆の前で勝利を収め、最良の形で今季の地元での戦いを締めくくる。
◆2年連続目の前V… 2024年9月28日にマツダスタジアムで優勝マジック1の巨人と対決。スコア1-8の完敗で本拠地で胴上げを許した。9月4日まで首位をキープしながらの大失速だった。
25年9月7日に優勝マジック1としていた阪神と甲子園で対戦。相手の強力投手陣の前にスコア0-2の完封負けでNPB史上最速リーグVを許した。
