【横山竜士氏の眼】広島・勝田 遊撃守備では状況判断の良さ光った 守備の安定感を土台に、打撃でどこまで存在感を高められるか
「広島5-1中日」(1日、マツダスタジアム)
広島が快勝で中日戦を16勝9敗で終えた。シーズン16勝は17勝した16年以来10年ぶり。三回に中村奨が2戦連発となる先制4号2ランを放つと、六回は1死から勝田が右中間への三塁で好機を演出すると、菊池が右犠飛で追加点。続く坂倉は右翼ポール際への15号ソロを放った。先発・床田は1失点の今季初完投で、球団左腕では1985年~94年まで10年連続で達成した川口和久以来となる4年連続の規定投球回に到達した。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は2本の三塁打を放った勝田について「守備の安定感を土台に、打撃でどこまで存在感を高められるか」と指摘した。
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遊撃を守る小園と矢野の退団が決まり、勝田の動きに注目していたが、攻守で活躍した。
守備では元々二塁手ながら8月からスタメン出場する遊撃でも安定感があり、捕球から送球への移行が速い。三回無死一塁から石伊の三遊間への深いゴロをさばき二塁で封殺。六回無死一塁ではバント処理をした床田からの送球を捕球前から一塁への送球態勢に入り、併殺を完成させた。状況判断の良さが光った。
攻撃でも2本の三塁打を放ち、チャンスメークする役割を果たした。ただ、打率は2割台前半で打撃のさらなる向上が必要だろう。
チームの課題も得点力にある。守れるだけでなく、出塁し、時にはつなぎ役として相手に嫌がられる打者になってほしい。守備の安定感を土台に、打撃でどこまで存在感を高められるか。まだ伸びしろは十分にある。
