広島・大瀬良 11年ぶり3連投!七回1死一、二塁から意地の火消し 悔しい3連敗も諦めない「チーム一丸となってやっていきたい」

7回途中から登板する大瀬良(撮影・北村雅宏)
7回、無失点で切り抜け、勝田(左)とタッチを交わす大瀬良
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 「広島0-4巨人」(6日、マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(35)が、炎の3連投でチームを鼓舞した。七回1死一、二塁で登板し、5日の試合で同点弾を浴びた増田陸を三ゴロ、続く大城を二ゴロに打ち取りピンチを脱した。3連投は2015年以来、自身11年ぶりのこと。悔しい3連敗で3位・DeNAとのゲーム差は6・5に広がったが、まだ諦めない。フル回転でリリーフ陣を支えていく。

 名前がコールされると、本拠地の雰囲気が明らかに変わった。驚きと期待の歓声が入り交じる中、大瀬良がマウンドへ向かう。11年ぶりの3連投も、「体は元気なのでどこでも行くつもりでいました」とさらり。完敗を喫した試合で、鯉党に諦めない姿勢と投手最年長の意地を示した。

 4点ビハインドの七回。先発・森が1死一、二塁のピンチを招いたところで、背番号14が登場した。先頭は5日に同点弾を浴びた増田陸。「チャンスがあるんだったら、やり返したいなと思っていた。ブルペンを出る時に石井さんに『増田から!』って言われて、よっしゃ!って」と気合を込めたマウンドへ。カウント1-1からスライダーで三ゴロに打ち取り、リベンジに成功した。

 続く大城は2球で追い込み、最後は140キロのフォークで二ゴロ。7球で火消しし、グラブをたたいて喜びを表現した。「(森)翔平もできるだけ1人でも長くって頑張ってくれてましたし、翔平のためにも、1点もあげたくない状況だった。今日の仕事はできたのかなと思います」と後輩の思いを受け取りながら、必死に腕を振った。

 この日の朝、自身の過去成績を調べ、リリーフ時代の15年に3連投を経験していることを確認した。「体も朝起きて元気だったんで、じゃあいけるわと思って」とマインドセット。「厳しい場面で出してもらうことは、僕にとっては意気に感じるところ。今日、0で帰ってきたことで首脳陣も少しはホッとしてくれていると思う。つながっていけばいいですね、あさって以降に」と、自身の好投が8日以降の戦いに好影響を与えることに期待した。

 新井監督は大瀬良の起用について、「走者を背負った場面だったし、これ以上(の失点)はというところ」と説明。3連投を感じさせない躍動を、「経験もある。ナイスピッチングだったと思います」と褒めたたえた。

 チームは痛恨の3連敗で3位・DeNAとは6・5ゲーム差に広がった。自力でのCS進出は5日に消滅。厳しい状況に変わりないが、「諦めている人はいない。一戦一戦しっかりチーム一丸となってやっていきたいと思います」と大瀬良。ベテランにしかできない役割を全うするため、目の前の打者に立ち向かっていく。

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