広島・栗林 サヨナラ呼ぶ好投8回1失点 前回7失点KOから修正、気持ち前面に「ゾーンに自分の球を投げて勝負しようと」
「広島2-1中日」(20日、マツダスタジアム)
仲間とともに、最高の笑顔の花が咲いた。今季2度目の3連勝をサヨナラ勝利で飾った。自身の勝ち星より、チームの勝利に強くこだわる右腕。広島・栗林良吏投手は「何とか3連勝したい気持ちだったし、こうやってチームが勝てたのは、すごいうれしい」と声を弾ませた。
8回5安打1失点の好投で劇勝の道を築いた。失点は二回、石川昂に許したソロ本塁打のみ。直球を軸に、ストライクゾーンへ積極的に投げ込む攻めの投球を貫き、竜打線を封じ込めた。
「前回の反省を生かして、ゾーンに自分の球を投げて勝負しようと思った」。12日のヤクルト戦は4回11安打、自己ワーストの7失点で4敗目を喫した。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。原点回帰し、気持ちを前面に押し出した。
夏の甲子園は間もなくクライマックスを迎える。右腕は7月の広島大会もテレビ中継があれば、目を向けていた。
内野手として愛知黎明高に入学。2年夏までは「3番・遊撃」で打率4割を誇る強打者だった。本格的に投手となったのは2年秋から。「投手への転向がなかったら(鈴木)誠也さん(現カブス)みたいになっていたかも」。前向きな言葉は、マウンドでの強さそのものとも言えるはずだ。
チームは3試合連続で逆転勝利。背番号20が上位進出ムードの火を、さらに大きくした。「本当に良い投球をしてくれた。ナイスピッチング」。新井監督の言葉が、チームの思いだ。
