広島・高 完璧救援10戦連続0封 ハーン不在に奮起「ゼロで帰って来られて良かった」

 「広島3-1中日」(31日、マツダスタジアム)

 広島逆転勝利の道を切り開いた。1-1の八回。高太一投手が村松、サノー、石川昂を10球で三者凡退に打ち取る完璧な救援をみせた。「ゼロで帰って来られて良かった」。少しのミスも許されない緊迫した場面。パワーピッチャーの本領を発揮した。

 村松はオール直球勝負で二ゴロ。サノーは内角を攻め、空振り三振だ。「先頭をしっかり取れれば、落ち着いていけると思った。村松選手は慎重にいって、サノー選手、石川選手は大胆に自分の良いところを出した」。最速152キロを軸に決め球のフォークを操った。

 救援陣の大黒柱であるハーンが、右腹斜筋損傷で離脱した。緊急事態を受け、責任感はさらに強くなった。「一人で穴を埋められるとは思っていないが、全員で切磋琢磨(せっさたくま)して埋めていきたい。八回を任せてもらえたので、自分の役割を全うしたい」。強い覚悟で上がったマウンドでもあった。

 6月に不調に陥り、フォームを修正。先発仕様だった2段モーションをやめた。現在の役割は1イニングを全力で投げ、抑えること。右足を高く引き上げて勢いをつけることで出力が増し、球威もさらに増した。

 前半戦最後の試合だった7月26日のヤクルト戦(神宮)に続き、2試合連続で勝ち星がつき、連続無失点は10試合に伸びた。「一番の目標は、最後まで1軍に居続けること。そのためにしっかり1イニングをゼロで帰ってきたい」。左腕の言葉は頼もしかった。

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