広島・新井監督 「乗り越えてもらいたい」4回9失点炎上の岡本背中押す 先発挑戦1年目「疲れもあると思うけど」
「巨人11-5広島」(21日、東京ドーム)
広島が大量失点で3連敗となり、今季ワーストを更新する借金「15」に達した。先発・岡本駿投手(24)が守備の乱れもあり、4回12安打9失点(自責7)で炎上。先発挑戦1年目で疲労の色が見え隠れする右腕に対して、新井貴浩監督(49)は「乗り越えてもらいたい」とハッパをかけた。
本塁のベースカバーに走る足取りは失点を重ねるごとに重くなっていった。自己ワーストとなる9失点を喫した岡本は試合後「(流れを)断ち切れなかったし、連打が続いてしまって甘いところが多くなった。それが敗因だと思う」と振り返った。ここまでチームトップの6勝を挙げながら、“貯金”を全て吐き出す6敗目となった。
新井監督は「前回の登板から球の力というか、キレが、ちょっと落ちてきている」と指摘。その上で「初めての経験で疲れもあると思うけど、ここを乗り越えてもらいたい」と背中を押した。
右腕は初回に味方守備のミスが絡んで3失点。先頭に安打されると、次打者のゴロを二塁手・菊池が捕球しきれず、失策で得点圏に走者を背負った。そこから泉口に先制打を食らい、ダルベックの右前への飛球は右翼手・秋山がスライディングキャッチを試みるも、ボールはグラブからこぼれて適時打に。併殺の間にも1点を失い、主導権を握られた。
この日の最速は149キロ。岡本自身は「僕的にはここ最近の中だったら、良い球を投げられていた」という。しかし、二回も3点を失い、四回は1死満塁からダルベックに走者一掃の適時二塁打を浴びた。投げているボールへの好感触とは裏腹に、打ち込まれる形となってしまった。
2年目の今年から先発に挑戦し、投げるたびに成長を見せていたが、夏場に差しかかかった今、自身3連敗。五回途中5失点だった前回登板の14日・DeNA戦(マツダ)では「変化球の投げ方に迷いがあった」。スライダーなどの曲がり球の軌道を同僚の栗林、森下が投げるものに近づけようとし過ぎていたことを反省。本来の軌道に戻し、手応えもつかみかけていた。
チームの借金は15に膨らみ、前日には自力優勝の可能性も消滅。さらに最下位・中日とは1差に迫られた。ただ、3位・ヤクルトとはまだ5差にとどまっている。「課題がたくさん出たので、また修正して後半戦を頑張りたい」と岡本。悔しい形になった前半戦最終登板の借りは、初出場する球宴を経ての後半戦で返していく。
