【安仁屋宗八氏の眼】4回9失点炎上の広島・岡本 大量失点後の続投は「親心」 スタミナを養いキレを取り戻して

 「巨人11-5広島」(21日、東京ドーム)

 大敗の広島は3連敗で今季最大借金15に。先発・岡本駿が4回12安打9失点(自責7)の炎上。守備の乱れもあった。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は巻き返しを期待する。

  ◇  ◇

 先発の岡本は4回で12安打9失点と、今季ワーストの内容だった。4試合勝ち星から遠ざかっているが、特に14日・DeNA戦でも五回に大崩れしたようにここ2試合は、本来の球威やキレが影を潜めている。直球もシュート回転し、打者に見極められている印象が強い。

 初回に無死一塁から菊池の失策でピンチが広がり、そこから3連打を浴びた。これまでは走者を出しても自ら断ち切る投球ができていたが、この日は粘りもなかった。

 先発1年目で開幕からローテーションを守り続けてきた疲労も一因かもしれない。二回までに6失点。本来なら三回の打席で代打が送られても不思議ではなかった。それを新井監督はあえて大量失点後も続投させた。これは自ら立て直す経験を積ませる「親心」のようにも見えた。

 しかし、四回にも3点を失い立ち直ることはできなかった。球宴に出場するが投げても短いイニング。次回の先発は2週間後になるだろう。この2週間をどう過ごすかが課題だ。休養に充て、疲れを取る考えもある。個人的には走り込みなどでスタミナを養い、投げ込みで球のキレを取り戻してもらいたい。

 前半戦でチーム最多の6勝を挙げた実績は揺るがない。この日の悔しさを後半戦への糧とし、再びローテーションの柱として巻き返してほしい。

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